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中部建築賞で入選いたしました

施工事例20の作品(南木曽の家)が、第41回中部建築賞で入選。中部建築賞協議会様より高評価をいただきました。
中部建築賞は、中部圏域の地域社会の発展に寄与し、かつ「持続可能な社会」を目指すという時代の要請に対応し、地域と環境に根ざした優れた作品に対して与えられるものです。

中部建築賞協議会HP

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【審査員コメント】

中津川駅から30分ほど北に上がった木曽谷の傾斜地に立つ平屋の木造住宅である。玄関を目指すと、杉板型枠コンクリートの庇が門構えのように迎える姿が目に飛び込み、そしてその上にいぶし瓦葺きの屋根が架かる外観が印象的である。更に近づくと、コンクリートの庇と壁の間のスリットから光が漏れ、奥の住宅の気配が感じられる。
アプローチ空間の床には一枚岩が使われ、全体に力強さとパブリックな雰囲気を醸し出しているが、玄関に入ると木造住宅の持つスケール感と素材感に包まれる。狭い通路を抜けて居間に入ると、登り梁を採用した高さのあるおおらかな空間とともに、大きな開口部とその先の木曽谷の森や田畑の風景に目を奪われる。すばらしい里山風景に囲まれた敷地条件の中、設計者が窓の開け方にこだわったのも自然なことだ。施主にとっては日常の風景が、四季折々、また一日の中でも刻々と変わる風景として切り取られる。デザイン手法として常套ではあるが、美しい風景とマッチするとやはりいつまでも見ていたくなる。
視線を反転させると、玄関周りのコンクリート壁が中庭奥に見える。先程のスリットとスラブ越しに、今度は道路側の様子が柔らかく伝わってくる。住宅の内外と公私の関係を、このコンクリートの壁と庇が上手く調整していることを改めて感じる。
外に回ると、傾斜地ゆえの土留めの石組みが、アプローチ部分のコンクリート庇・壁とともにこの住宅の外周部分を上手く形作っている。杉縦羽目板貼りの妻壁とも上手く調和している。一方、周辺の住宅に目を向けると、このような中山間地でも工業化住宅がぽつぽつと建ち並ぶ。山間の傾斜地に立つ住宅としての姿を示そうとした点にも好感が持てた。

(小松 尚)

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